五剣谷岳      
825m     1,054m    1,112m     1,187.7m                     



    5月7日、川内山塊の五剣谷岳に登る。
     今年は、雪が少ないのでどんな登りになるだろうかと思いながら集合場所の悪場峠に車を走らせる。
     一緒に登るいっちゃんが峠で待っていた。登山口まで進むと本間さんが手を振って待っていてくれた。 
     思いもかけない強力な助っ人が加わり心強い。

    仕度を整え、天気も晴れてしかも涼しく絶好な登山日和の中、4人でいき込んで出発する。
     過ぎる4月19日に木六山に登り雪の状態を確認したがすでにその時も少なく、恐らく雪は無いと推測したが
     その通り木六山には登山道は勿論雪はまったく無かった。

    七郎平山には、残雪が少し残り、銀太郎山迄は一部残残雪を踏んでの歩きで、殆どは夏道歩きだった。
     銀次郎山迄来ると周辺の山並みから流石に川内山塊懐の中に入ったという実感が湧いてくる。
     道すがらシャクナゲの花が綺麗に咲いて目を楽しませてくれた。

    銀次郎山山頂に、鉄製の円い箱状な物が置かれ、中には登頂記録帳が入っていた。
     私等も記念に記帳し、休憩をして途中のご神体の様子を確認し、お参りと写真を撮って銀太郎山へと向かった。

    銀太郎山迄はしっかりした道はあるが、これからは残雪が少なく早速藪漕ぎを余儀なくされる。
     さらに、薄っすらと道らしき道?を歩きながら、一部残雪に出てまた藪漕ぎを繰り返し、最後の五剣谷岳急登の
     雪渓登りをする。

    山頂尾根は残雪は無く、頂上近くの尾根に最初に本間さんが取り付いて、初登頂のいっちゃんを前に出して
     山頂の一番乗りをさせた。流石の気配りである。

    いっちゃんは3年越であったという。五剣谷岳の三角点に立ち満面笑顔で喜びの様子を体中に表していた。
     川内山塊のど真ん中、五剣谷岳で風景を眺めながらゆっくり昼食を取り、苦労しながら登った充実感を味う。

    帰りは、再度花を見たり撮ったり、山菜を採ったり、そして時々休憩を入れてカロリー補給をしながら、時々通る
     春のそよ風に吹かれながら、無事五剣谷岳登山を終えることが出来た。

 


   登頂日時  2008年5月7日(水) 晴 
    登 頂 者  本間、いっちゃん、私等夫婦
    コースタイム
     登 り(6時間5分)
      
悪場峠登山口発4:45-仏峠5:00-焼峰ノ神様5:38-分岐6:00-木六山・七郎平分岐6:20-
      7:19
七郎平水場7:30-8:13銀次郎山8:33-8:51ご神体9:00-9:25銀太郎山9:35-五剣谷岳10:40
     下 り(5時間45分)
      五剣谷岳発11:45-12:50
銀太郎山13:05-ご神体13:30-銀次郎山13:57-14:33七郎平水場14:50-
      分岐
16:05-16:10木六山16:17-焼峰ノ神16:44-仏峠17:15-悪場峠登山口5:30



悪場峠を出発し15分、仏峠の祠にお参り 水無平の滴る緑の中を歩き、次の急登が待っている
急登を終えて尾根に取り付くと焼峰ノ神の祠が祭られている
この祠にもお参り。ここから川内山塊の山並みが見え始める
木六山の巻き道を歩いて銀太郎、五剣谷岳への
縦走路に出る。巻き道歩きは約20分だ。
ブナ林は何処の山も気分を癒してくれる 所々に椿の花も咲いている
七郎平山の急登を終えると七郎平水場に到着 冷たくて豊富な水が流れている。必要以外の水は
持たずに、ここで喉を潤しさらに補給をすると良い
七郎平山の残雪を歩いて銀次郎山に向かう。
何時もの年よりはるかに雪が少ない
七郎平ら山を越えると、
前銀次郎山、銀次郎山が見えてくる
こんな緩やかな尾根が多ければ楽なのだが
アップダウンがあり、簡単には行かない
タムシバの花の間から粟ヶ岳を見る
銀次郎山が目前、緩やかに見えるが、見た目より登りはキツイ 銀次郎山の新しい看板と、鉄製の記帳入れが新たに
銀次郎山で記念撮影 次のピーク銀太郎山に向かう、その向こうに五剣谷岳が
五剣谷岳、銀太郎山の見えるところに
ツツジとタムシバが彩りを添えてくれた
行き帰り新緑にツツジがひと際鮮やかに色を添えて
今年は早い!シャクナゲも迎えてくれた ムシカリ
銀次郎山の急下り 20分ほど歩くとご神体が、祠は雪にも耐えて健在だった
ご神体の前で記念撮影 残雪は歩きやすい
銀太郎山直下のカタクリ、ショウジョハカマ 4時間40分で銀太郎山に到着する
次に目指す五剣谷岳、急登の雪も少ない 残雪の結構多い所も部分的にあった
ここから藪漕ぎ、五剣谷岳をバックに 残雪が切れ藪の中に
藪漕ぎは思うように進まない 藪を越えると五剣谷岳の急登の残雪に取り掛かる
五剣谷岳の急な登りの開始です 途中少し緩やかな所で一息入れながら粟ヶ岳を見る
急登を終え、初登頂のいっちゃんを前にして頂上に 山頂です
やりましたー! ご苦労さん!乾杯!約1時間山頂で過しました
いっちゃん、初登頂最高でーす! 晴れて良かったー!かよこでーす
先回は何と4時間で来た、本間さんでーす 山と仲間に感謝!まことでーす
山頂からの粟ヶ岳 左・矢筈岳、右・青里岳
帰りは木六山に寄りました やったー!17時30分、悪場峠登山口に着きました。




2008年の山

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